子どもの事業


富田林市に住む「海外につながりのある(外国にルーツをもつ)子どもたち」の多くは、市内の各学校に少数点在して在籍しています。
そのために他の子どもとの違いに敏感で、自分のルーツに自信を持てず緊張感を抱えやすいという立場にあります。 

わたしたちは、子どもたちが仲間づくりとエンパワメントできることをめざして、年に6回の交流活動を実施しています。
これらの事業は「富田林市多文化共生ネット」に参加している他団体や学校等と協力して行っています。

 


「富田林市多文化共生ネット」は『海外につながりのある子どもたちや保護者を応援するネットワーク」のことで 富田林市教育委員会、学校、行政、地域の人たち、研究者、当協会などのNPOが参加・連携しています。子どもに関わる団体や富田林市教育委員会、学校、行政、地域の人たち、研究者、当協会などのNPOが連携して「富田林市多文化共生ネット」というネットワークを作っています。子どもに関わる団体や人たちが緩やかにつながり、海外につながりのある子どもたちが自分を肯定し地域に受け入れられている安心感をもって育っていくことをめざして、年間を通じて同じ立場の子どもたちが集まって交流し、仲間作りとエンパワメントできる機会をつくっています。

サマースクール

夏休みの始めに4日間実施。午前中は夏休みの宿題を中心に学習をして、午後からは地域の外国人市民から自分や友達のルーツの文化を学びます。みんなが楽しみにしている昼食は、ボランティアの人たちが作ってくれたタイやベトナム、中国の料理。「家でも食べてる!」こんな声も聞こえます。このような1日を過ごして子ども達は安心して元気になっていきます。 

 

また、市教育委員会が新任教職員の研修として位置づけているので、先生たちが海外につながりのある子どもたちと出会う場になります。参加したある先生は、学校よりも元気で生き生きとした表情の子どもたちに驚き、学校でも子どもがはつらつとできるような学級運営を考えたいと語っていました。



とんだばやし子どもモザイクキャンプ

海外につながりのある子どもと日本人の子どもが一緒に参加して交流することを目的として9月始めに1泊2日でキャンプに行きます。
外国の文化紹介やゲーム、食事作り、水遊びなどを通して、ルーツや年齢の異なる子どもたちが交流し、多文化と出合い、協力しあうことを体験します。



みんぱくツアー

世界にはいろいろな国の豊かな文化があり、たくさんの人たちが世界を移動していることに触れて、子どもたちに視野を広げてほしいという目的で、毎年、吹田市の国立民族学博物館を訪れています。



入学・進級おめでとう遠足

その他、海外につながりのある子どもたちのクリスマス会、春節祭、入学・進級おめでとう遠足の行事をおこない、年間を通して子どもたちが仲間づくりとエンパワメントできる機会をつくっています。